新聞がんばれ

新聞は発行部数減で苦戦している。「SNSで事足りる。ニュースは新聞より早い」と新聞を読まない人が多い。SNS偏重が心配だ、新聞業界ではなく人間の知学の面で。

SNSの自制心のない拡張、フェイク(うそ)、間違い、デマ、誹謗中傷はいずれ消えさる定めと私は思っている。歪んだ「報道の自由」はいかなる権力者が支持・庇ってもいずれ弱体する。利用者はいつか、この安易なメディアの幼稚さを見抜く。その時、期待でき、信頼に足るのは旧メディア・新聞の「正義・理念」と思う。だが、これが今はなんとも心もとない。

世界の誤っている為政者に疑問は呈するが忠告し諫めることをしない。いたずらにポピュリズムに乗じ第三者然、正義面しているようにみえる。忖度なく「これは正しい、これはダメだ」と愚直に発信する姿勢を示すべきで、そのためには平和・正義・公平を希求し弛まぬ意志と筆力が不可欠。だが今それが感じられない。このままだと本当に支持を失う。世界に誇りうる日本メディア・新聞のレジリエンスを期待するばかり。はるか昔、旧メディアの末席で禄を食(は)んだ人間として思うこと多々遅しだが。

新聞がんばれ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 江上 より:

    全くその通りですね。
    私もオールドメディアにもっと頑張ってもらいたいと思っています。
    そして紙のメディアにも、もっと存在感を発揮してもらいたいと思います。

    しかし今のマスコミが、中立性を保っているのかは疑問です。
    もっと右も左も多様な意見があるはずです。マスコミが一律に左傾化した原因は、後ろに既得権や利権があるからだと思います。

    単純な事ですが、トランプは性別は男と女だけと言いました。私も同感です。
    欧州はトヨタ潰しのためCO2規制でEVを推進しました。ところがEVでは中国に負けました。その後冬場のEVは使い物にならない事が分かりました。やっぱりトヨタのハイブリッドが現状では最適の解でした。
    トランプは小さな政府を求めて公務員の大幅削減をしようとしています。
    日本の官僚機構も賞味期限切れです、政治家より強い官僚は必要ありません。これから日本の制度をどんどん改革してもらいたいと思います。

    1. 吉原和文 より:

      石破―トランプ初会談はまさしく「螳螂之斧」(とうろうのおの)という感じでした(辞書で調べました 笑)。随分ちがうなぁ、と思いました。
      トランプの男女認識、私も同感です。日本の政治家・裁判官はいつから「物分かりの良い混乱思考」になったのかねぇ。選択的夫婦別姓も現制度の通称でなんら問題ないとボクは思うのですが。
      「蒔かぬ種は生えない」「やらない善よりやる偽善」を具現するトランプ旋風に対する旧メディアのお手並みを心配しながらも楽しみにもしています。

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