暴力団 若手がいない

「暴力団が高齢化し弱体化(困っている)特に若者がいない」……読売新聞朝刊社会面(14版)を開いて驚いた(9月12日西部本社版のみ掲載)。暴力団も担い手不足だなぁ、と。実はそそっかしい私の勘違いだった。

  確かに前文(冒頭の主文)にいきなり「組員のうち20歳代以下が昨年末ゼロになった」と書いている。しかし記事全体をよく読むと「頂上作戦着手から11日で11年。組員は減ってきたが、資金源だった恐喝や薬物犯罪にとってかわって特殊詐欺、いわゆる匿名・流動型犯罪が増えてきた」という内容だった。

   スマホのニュースインデックスですべて用足りる時代、じっくり読み確かな情報・知識を得るパーツの一つとして新聞はまだまだ秀逸と思う。でも私のように勘違いする読者もいる訳で「この記事、この見出しで読者には誤解されないか、大丈夫か」配慮して制作して頂きたいと思う。

「工藤会 特殊詐欺に軸足」「頂上作戦11年 高齢化で弱体」「平均55.3歳 20歳代以下ゼロ」「福岡県外で若手暗躍」。記事の主旨はこんな感じでした。

暴力団 若手がいない” に対して1件のコメントがあります。

  1. 江上 より:

    かつて北九州市では警察や市民をあげて、工藤会撲滅運動を展開しました。
    その結果恐い街北九州のイメージを、見事に返上してしまいました。
    工藤会組員の平均年齢が55歳では、もう成り立たなくなりましたね。
    今では全国でも安全な街になりました。

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