隗(かい)より始めた


高市内閣は閣僚の給与を上乗せしないことを決めた。11日、木原官房長官が発表したものだが、メディアはもっとこういうニュースこそ好意をもって取り上げ報道するべきと思う。
議員歳費 月額129万4000円の上に首相になれば月115万2000円、閣僚が月48万9000円上乗せでもらえる。今までの首相・閣僚がひっそりかこっそりか、いただいていたもの。年額ではない月額です、国民の平均収入(年460万円=令和5年)以上です。上乗せ廃止は連立の日本維新の会への配慮もあるのだろうが、首相自身が発案して閣僚も同調したという。
赤沢経済再生相は前回関税交渉で訪米8回されたが飛行機は全部エコノミーだったという。個人の人間性にもよるだろう、いい事と思う。時の内閣にヨイショしている訳でない。庶民の苦しみを知るには庶民目線をもって政をすること、それを一丁目一番地と高く評しているのだ。言うは易し行うは難し。いずれにせよ、給与上乗せせず議員歳費だけで「国民のためにがむしゃらに働く内閣」(高市)政策実現ならば国民はやがて給与上乗せしてあげて、と言うだろう。
