アナグラム(言葉遊び)

声嫌み 子細に見せる 皺の数

こえいやみしさいにみせるしわのかず

しずかさやいわにしみいるせみのこえ

閑さや岩にしみいる蝉の声 (芭蕉)

ビューティーサロンで意外とよくある話。「皺の多いの分かってます」と言いたいよね。奥の細道の中でも秀吟の詩を”傷つけて”しまいました。

 
 

のある嫁をなじるな年老いて墓場世話するふう鬼心地

はなのあるよめをなじるなとしおいてはかばせわするふうおにここち

こちふかばにおいおこせようめのはなあるじなしとてはるをわするな

東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな(菅原道真)

最近は仲の良い嫁姑が多いようです。いつまでもそうありたい、誰も来た道、行く道ですもんね。

 

こげな夏止めてくれろと句(苦)を追加

こげななつとめてくれろとくをついか

めいげつをとってくれろとなくこかな

名月を取ってくれろと泣く子かな(小林一茶)

 

こんな暑い夏を止める方法はないのか、1句ひねろうとしたが暑くて「苦」になった。

愚かにぞ能登に通さぬ銭カネは戻ぬる空き家見えど決めかね

 

おろかにぞのとにとおさぬぜにかねはもどぬるあきやみえどきめかね 

                       

あききぬとめにはさやかにみえねどもかぜのおとにぞおどろかねぬる

 

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かねぬる(藤原敏行)

能登の復興いまだ遠し、帰りたい我が家だが心迷う日々

 

とめどなくあつさわがもゆつやのもの

なつくさやつわものどもがゆめのあと

夏草や兵どもが夢のあと (芭蕉)

猛暑に負けず自分の意気発奮と思うのも艶がある生き方よ/

 

 

惑う世にあの子産みさわやか新た

まどうよにあのこうみさわやかあらた

あらうみやさどによこたふあまのかわ

荒海や佐渡に横たふ天の川(芭蕉)

大リーグ大谷翔平夫妻に赤ちゃん誕生。やたら近頃世界を振り回す米国から朗報。

 

 

 

あぁ又さわやかに酔ふの恨みどこ

 

あぁまたさわやかによふのうらみどこ

 

あらうみやさどによこたふあまのかわ

 

荒海や佐渡に横たふ天の川(芭蕉)

 

七夕の夜、気の合う仲間と盃をかわす。世のイヤな事どこへやらだ。

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