映画「国宝」

  映画「国宝」を観る。帰宅中に偶然「2025年上期 映画『国宝』が興行収入100億円を突破しました。これは邦画ベスト……」とラジオからニュースが流れてきた。映画評は総じて良いが、随分辛辣なものもある、本当のところ、私には分からない。

 私事だが自分の誇りは「田舎の普通の農家の多人数兄弟しかも末男に生まれたこと」。家業を継ぐこともない、家業の手助け能力もない、もめるほどの財産もない、それでも「やってみたい仕事がある」と言うと親・兄らはその道に進ませ、応援してくれた。映画と違う。

「国宝」は伝統と世襲と芸(実力)がテーマで決して万人受けするとは思えない。しかし①原作者(吉田修一さん)が歌舞伎の黒衣を纏い3年も研究したこと②李相白(リ・サンイル)監督が在日三世であること③吉沢亮、横浜流星の息の秀でた合い方ーーが注目されているが一番は④出番は少ないが三浦貴大演じる興行社員の一言一言が非常に特筆もので、これが製作者の意図する言葉・アピール(私に言わせれば)に思えた。

 自分の人生を絡めても「観て良かった」と思える映画の一つに。

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